第9章 月を読む 過去と未来の間で(道元の月)

 

だけど、よく解らないのが月読命ですね。

 太陰暦なのかも知れませんがね。日本でも世界でも今は太陽暦を暦としていて、正月元旦といえば11日で、これが当たり前になっているんですね、今現在は。

ところが、太陰暦での元旦といえば、今の212日なのですよ。

 満月になると、犯罪が多くなったり、交通事故が増えるというデータが警察で出ていることは有名な話。

 実はこれ、秋田県の横手の巡査が研究されたことです。

 また満月や新月は人の生き死ににも影響すると言われていますが、知り合いの僧侶に聞いたら、これも間違いないのですよ。

 新月でも、子供が新月に生まれるとか、そういうのがあるみたいですね。

 私の娘を出してくださった女医が確かにそう言っておられましたよ。

 だから、女性には、その身体に非常に月の影響を及ぼす。

 月経とか、要するに子供を生むための月という言葉、字が与えられているというでしょう、昔から。

 月読命というのは、何なのでしょうかね。

 だから、面白いのは、読み方として、月、夜、見と書いて月夜見というのもあれば、月と読売新聞の読むと書いて、月読と書いてあるのもあるわけです。

 でも、最近はっと、しました。

こんなことでも、実際は悩むことではなくて、太陰暦を使ってる国がどこかといえば、イスラム社会なわけなのですよ。

エジプトからイスラエル、アフガン、いわば中東全域なわけです。

同じ暦を使うということは、同じ文化圏であり、同じ民族である可能性もあるということです。

その太陰暦を日本にもたらした月読とは誰ですか、と言われたら、ダビデの末裔でつまり天照ニギハヤヒも然りということになります。

ところで、中東のはなし、キリスト教の世界の中には、人間自体が神のクローンであるという言い方をしているわけですが、どう思いますか。

 エロヒムという神を表す言葉がそもそも複数形、一人ではない。何人かが降りてきたとなっていますね。

 伝承でエロヒムは、エジプトから金を宇宙に持ち帰ったと言われます。

今の時代でも金は高価なものですが、この金というものは身に着けていれば身体の健康に良いし、クレオパトラの古代から、美容手術で肉体組織の若返りに使われているわけです。

 ことに、このエロヒムらは、アヌンナンキともエジプトで呼ばれているわけですが、エジプトの地上で金を取り出して、宇宙空間へ持っていったというさっきの伝説の真相には続きがありまして、金を掘り出して、自分達の星が大気汚染に見舞われたときに、天蓋のようなもの、寺なんかでよく住職が座る頭上に金色の飾り物がしてある、あれがそういった名残りなのですが、金で大きな仕掛けをして、それで大気汚染を防いだといいます。

 まぁ、バリアーを貼るように、重金属であり殺菌効果もある砂金、あるいは細くした金箔を空中散布したのかも知れません。

金で滅菌したわけですな。

 いま世界でもオーパーツと言って、何でこんなに古代には今以上のものを作る技術が備わっていたのかを不思議に思うことは私の日常でもあるのですよ。

 

 あの月夜見の伝説がある、丹後の久次ヶ岳。嶺山という所にも、どうやって作ったのか分らないほどの大きな磐があるのです。

その地域には古代の伝承があります。嶺山の頂上には大きな池があって、7人か8人の天女が降り立ったとき、水浴びしている天女の羽衣をお爺さんとお婆さんが持って帰ってしまい、他の天女は羽衣を持って帰ったのですが、最後の一人だけ羽衣を持ってゆかれたために帰れなくなりました。それが、天の羽衣というお伽話です。

それで、老夫婦は、残った天女を自分たちの娘にして、その娘が、一生懸命お酒を造ったわけです。それで、そのお酒が病に効いて、その噂が広まって、だんだん人がお酒を買い求めて集まって、お爺さんとお婆さんは裕福になったわけです。

 ところが、その老夫婦は、自分たちが裕福になったらそこで満足し、天女を放り出してしまったのですよ。追い出されたその女性が、あっちへうろうろ、こっちへうろうろと、泣きながら彷徨って、それで、丹後のなぐおかという所の人々が死ぬまで大事にしたと言われているのですよ。

なんと、その女性が、あの豊受大神だと言われています。

 昨日、黒塚古墳に行きましたら、オオタマンネン古墳っていうのがあるのですよ。

そこから、日弥呼の鏡が出たのですな。それが、黒塚古墳の展示室に日弥呼の鏡の写真が置いてありました。

ケイショウ3年、イヤサカエのオオタマンネン古墳。それ私たちも中西という先生といっしょに発掘したんです。

 あのとき凄く大勢の方々が来られました。どこからこんなに人が集まって来るのかと思って本当にびっくりしました。

 そして、そこから一挙に、次から次へと、ぞろぞろと鏡や剣が出てくるし、丹後のほうからも、また然りなわけでして。

それで、結局分ったのが、籠神社が最も古くて、丹後王国というのがあったということです。

 だから、浦島太郎伝説は、まさに海部氏の伝説なのですよ。ウマシマジと、言うように。

 伝説は、一つは亀を助けたという意味で、出雲を助けたということですよね。亀は亀甲。で、亀甲となれば出雲が助けられたということです。

 だから出雲と丹後が海部氏の支配圏であったことは、ここで分るでしょう。

 ところが、一般の話は浦島太郎と亀と竜宮城それなのですが丹後風土記にはウマノシマコと書かれていました。そして助けた亀は五色の光を放って天空へ舞い上がる。分かりますかな、異性人かUFOの話でしょう。で、なければそれほどの文明があったということですかな。

 五色の光を放って天空へ舞い上がる、亀の格好といえばUFOの格好ですよ、そして、それが光を放ちながら、と言う。

それこそもう、異星の世界の話です。

一般の学者は、インドネシアへ応神天皇が遠征した時の逸話であると近年になっていきなりそういった話を作っているわけですが、私たちにしてみたら一向に腑に落ちないはなしです。だとしたらインドネシアが一大文明国であったのでしょうか。

 しかし、一般の学校で教えられる話は、あの、まぁ、良い行いをしたら良い事ありますよという、要するに道徳教育プロカパンダみたいなものでしょう。

苛められている子は助けなさい、という。

 そして、助けたら龍宮城へ連れて行ってもらえるという、それで、後にはご褒美がもらえますが、欲張ったらお爺さんにされるというか、大変なことになるよ、と言う戒めであるわけですよ。

 しかし、丹後風土記は、さっき私が言ったみたいに違うのですよ。

 それから、かぐや姫伝説。竹取物語。

 これは、アメリカのNASAが警戒しているようです。

異星人が再び地球へ訪れるということを警戒している。だからアメリカは今現在、月の回りに多くの軍事衛星を打ち上げているわけです。

 それと、火星にものすごく執着していますな。

 何かが起こることが、分かっておられるのではないですか。

 アメリカの探査機は無事に着陸しましたが、なぜかヨーロッパの探査機はつい、この間途中で行方不明になってしまいましたね。

 あと、火星のピラミッドらしき建造物の傍にあるディスクマスクの顔が最近潰れているらしいです。それで、アメリカは非常に興味を持っているのではないでしょうかね。

 以前に行方不明になった衛星パースマンザで撮影した写真には、岩の顔がはっきりと映っていたのに、今度予備調査で飛ばして撮ったところの写真には、まったく顔が無いのですよ。

 だけど、その部分は光っているらしい。

 だから、何か光るものを使ったもの、何か貴金属か石か何かで出来ている。でも、あきらかに人工物と思われるディスクマスクの顔が無くなっているわけですから余計に興味を持っているわけですな。

 

 あれ、ちょっと大原様、眠いのでは。

 <いや、まだ起きていますよ。聞きなれない宇宙の話なので、ちょっと難しくて。

 大原様、そう仰いますが、われわれにとって宇宙はそんなに遠くのものではないのですよ。

 なぜなら、こういう話を知ってらっしゃいますか。

 人間の生態学者の研究によると、人間の生態、日常の生活リズム、バイオリズムが、地球の生命は24時間というのは当たり前なのですが、われわれについては解った話が、人間は25時間のバイオリズムで生きているということです。

 それで、25時間から24時間を差し引きしたら1時間余るでしょう。

 この1時間を、朝起きて、太陽の光に当たることによって、リセットしているわけです。

 つまり、私のこの腕時計が、ま、最新の電磁波腕時計じゃないわけですから。

アナログであることを言っているわけです。つまり生身と同じであると。

 ま、古いからなのかどうか、一年に何回か針が微妙にずれてくるんですよ。

 それで、日本から計算されているのですが、正確な時間を調べて、時計を合わせるわけです。

 時計であるか、人間であるか。時計をあわせる人が人間にとっては太陽なわけです。

 だけども、これはちょっとおかしいということを考えてみてください。

 何で24時間サイクルの地球の時間のなかで、人間が25時間サイクルで生きているのか。これ他の動物やら植物も観察しても25時間なのでしょうかね。

 まぁ、この最近話題の火星の時間が一日25時間となっているわけだから、なんと言いますか、おもしろいことを考えずにはいられませんね。

 火星人とか言っているのが、地球人のご先祖さんであったりして。

 地球人と言うより、日本人のと言うほうがまた土地的には正しいのかもしれません。

この、われわれ人間の生活は電気と共に便利になったわけですが、実際生命としては、太陽と共に生きているというのが本来の姿で、なぜ昔の日本人が夜中の2時を丑三時と言ったかということにも大きな謎解きがあります。 

 本来ならば二時なのですから2で良いはずなのに。

 まぁ、生態学者によれば、全てのこの日本中の自然エネルギーが零になる、というのが2時ということです。

 つまり、腕時計も人間もリセットするわけですが、地球もこの大地もリセットというか、リフレッシュされているのでしょう。

 だからこれ偉いお医者さんは、夜の2時には完全に眠っているように生活することが大切ですよと、教えておられるわけですし、昔から日本人の先祖はなんて頭が良かったんでしょう、「泣く子も黙る牛三つ時」と言っているわけです。

 植物も、動物も、人間の赤ん坊でさえも、これみんなお休みする時間ということで、やっぱり世の中の経営者は従業員の健康を考えたなら、夜の勤務についてよくよく個人の身体に負担にならないように考えていかなければならないと思いますよ。

 とにかく人間は、私もそうですが、自分の見える範囲のことでしか判断がつかないのが常ではないですか。

でも、見える範囲内を研究していったりするうちに、外の世界も知ろうとするわけですよ。それで、外を調べていったら自分の今まで見えていた範囲が実際にはどういうものかが分ってくるわけです。

聖徳太子みたいにアジアから世界を見つめ、あるいは丘からものを見るのか、極端なはなしが、今現在のようにNASAが惑星の探索に乗り出したというみたいにですなあ。

 アメリカが二つ打ち上げている探査機も今、無事に火星に到着したとニュースが、テレビを付けたら流れていたでしょう。ちょっと気をつけてご覧ください。

あのアメリカの言っていることは面白くて、日本の竹取物語あれは物語ではないというのですよ。

 竹取物語はお爺さんが、山へ竹を取りに行って、竹の根元が光っているというから見てみたら赤ちゃんがいる、その赤ちゃんを一生懸命に育てた。

 赤ちゃんも大人の年頃の女性となったある日、空から、迎えが来て、それに姫が乗せられて、舞い上がってしまうわけです。

 しかし、これを、アメリカが現実ありえる話だと言っているわけですよ。

 何か一番初め、ロシアの学者が月は空洞だと唱えたみたいですよ。

 それから月に対して大きな反響が起きて、私たちが見ている月の表側にではなく、普段見ることの出来ない裏側に何かがあるというではないですか。

 地球は自転しているけど、月はいつも同じ方向を向いているわけですから。

 何と、裏には色んな構造物、タワーが建っていると言うではありませんか。

 だからNASAは、異星人が居る、基地になっているとして、多くの軍事衛星を月の回りに飛ばしているわけです。スターウォーズ計画といって完全に月を包囲してしまったわけですな。

 そして、いつでも月を攻撃できるあるいは、攻撃されたらいつでも迎撃態勢がとれる状態を作ってしまったわけですよ。

 だからアメリカのやっていることはよく分かりません。片一方ではUFOとか子供の漫画のような、我々地上でしか暮らせない人間にとっては奇想天外なことを言っている割りに、もう一方では、現実に月と地球の両方を攻撃できる高度な技術を持っているというわけでしょう。

 それを1983年にはじまったロズウェルのSDIやらハープ計画とか、いろいろに言われていますが、宇宙から人間を監視してみたり、ありとあらゆるすべてがそうであるように、今現実に今アメリカは、プラズマ兵器を開発してしまいましたからね。

 中国に対しても、今核兵器が無くなっても問題が無いというようなことを言っています。

 だから、核兵器よりも恐ろしい最終兵器であると豪語しているわけです。

 実際に使い方次第では、その存在自体がたいへんな兵器であると言えます。

 かといえ、依然として核兵器はたいへん恐ろしい存在です。

 

世界のミサイル事情 千田寛仁氏著(日本の朝日)より
 「SS−18通称サタンが1974年に登場しました。これは、移動をしない世界最大級の破壊力を持つ核弾頭ミサイルです。SS−25通称トーポリが、1985年に登場しました。これは広島型原爆の40発分に相当します。トラックで移動及び発射が可能です。射程距離は1万キロと広く、モスクワから7000km離れたカムチャッカ半島まではわずか25分で到達するとともに、着弾位置は正確です。SS−24通称陸の潜水艦が、1987年に登場しました。
これは広島型原爆の400発分に相当します。列車に詰まれて移動します。ロシア19箇所にミサイルは配備されています。アメリカワシントンも照準されています。最近ではSS−27トーポリMがあります。ロシアのボトキン社がこれを製造していますが、現在はロシア国防省の予算不足及び滞納によって、創業を停止している状態が続いています。ロシアの経済力は世界で15位だとプーチン大統領閣下は言われます。1991年ゴルバチョフ時代、米露間に核弾頭削減条約が結ばれました。ロシア11000に対してアメリカ13000これに1993年には多弾頭はやめようという協定が結ばれます。モスクワ条約にてロシア5500に対してアメリカ8000。
 10年後までに今までの3分の一にしようと言う約束ですが、核弾頭は備蓄するというアメリカの強行及び、4600発というその数は、いまだ脅威です。アメリカが、ロシアとの条約を無視した状態です。
ロシアのミサイル、軍事力 80億ドルに対してアメリカ3100億ドルスロバチハ廃棄工場では1基分解するのに1ヶ月かかります。
アメリカの上院議員ルーガーは、この爆弾廃棄にかかるロシアへの援助を、日本に要求しています。日本の政治家は断ることが出来ません。プーチン大統領閣下は、ロシアの貧困下経済状態を鑑み、核弾頭をはずして、民間の人工衛星を打ち上げるロケットとしてミサイルをリサイクルしています。しかし、依然として3000発もの核弾頭をロシアは持っています。」

 

 

過去から現在に至るまでも、アメリカとかロシア中国は、一生懸命軍事産業に邁進してきたわけです。

その間日本は経済に目を向けていられたから、これほど経済的には繁栄したわけです。これで、つい最近日本もあからさまに軍事産業に参加するようになってきましたね。三菱やら日立やらなんやら。

 まぁ、なんせ日本は今年来年と、大変なわけでしょう。

 今の大手銀行の倒産、地方銀行の金融不安、そして倒産、今年中に東北あたりに地震が発生する可能性、直下型なら大変なことになります。それから、地震であれば津波を警戒しないといけないわけですな。

 東北でも内陸部の人たちで普通の地震なら、被害も薄いのでしょうが、直下型になると、これは当たり前に注意が必要です。

 また注意するべきものは自然だけではなくて、朝鮮民主主義人民共和国も、このままで行ったらそりゃテポドン飛ばしてくるというわけではありませんか。

そうなると危ないのはアメリカ軍の基地のある街ですよ。

 九州ならば佐世保、関東なら横浜横須賀、東北なら三沢とか。

 まぁ、日本の問題は、今戦争参加してしまっていることでしょうな。

 日本といえば語弊があるけど、実際には官僚、政治家、この戦で利潤を上げる一部の人々ということなのですが結局。これは国民不在の「日本政府」がやっていることです。

 つまり、内閣総理大臣はじめ以下閣僚がすべてわるい。

 だから、朝鮮民主主義人民共和国から狙われるという危険だけではなくて、国内でテロが起きる可能性がでてくる。このテロにしたって、地方では起きないのです。

 田舎でやったって、まったく効果が無いわけですから。

 しかし、都市部で。東京新宿、渋谷、池袋、そして名古屋、大阪梅田。

 これだけ外国人が入ってきているのですから。中国人だけでも28万人入ってきている。

 そりゃ、日本人は平和ボケだって、知っているわけでしょう。

 大人も子供もみんな平和ボケ。危機感無いですよ、全く。

 だからこれ、変な話。

それらの中でも20万人がうんぬんでなくても、その内の5万人ほどがあるいは中国の軍事部で教育された人間なら、たった5万の人間でもこの日本を制圧できるという筋書きが成り立ってしまう。

 だから、ほんとうに今日本の国は皆平和ボケしすぎて、今若い子なんかは特に危機感が無いし、だから、まあ言うたら変な話、ここ1、2年の間に何がおきてもおかしくないわけでしょう、早い話として問題が。

 確実に来るというのは、地震、経済危機、大企業の倒産これはもう確実。

 それと、次の問題は、朝鮮民主主義人民共和国との関係がこじれることが大だから、こじれたときに、結局日本に何がおきるかを考えておくことは大事なことです。

 最後の問題は、国が引っ繰り返る。つまりにっちもさっちも行かなくなる可能性は、まぁ別として、真剣にサバイバルを考えていただいて、テロですよ問題は。

予告しているわけですから起こりうる事です。

 今年来年、日本は要警戒ということは完全に言えるわけです。

 大企業の倒産、それに伴う金融不安が起きて、地方銀行の倒産。それで、今の話で東日本の地震の警戒、それからイラク、朝鮮民主主義人民共和国への対応の問題。

 世界的に見れば、自然環境では去年から7年間、地球的浄化が行われる、この間のようにイランで起きた地震のように万単位の人間が自然災害によって死んでゆくみたいですよどうやら。

 これだけ、色々な学者や人々が訴えているのにも関わらず、聞く耳ひとつもたないで死んでいく人のほうが私たちには不思議でならないのですが。

 まぁ、なんというか悲しいものですね人間。

 で、何でこう、天変地異、水害、航空機事故、大型船舶事故が起こるのかと言うと、関係があるのか知らないのですけど、どうやら、船が予期せぬ風や海流に押し流されるようなもので、この地球自身が、そういった宇宙風の中にいるというわけです。

 それを脱しきるまで、2010年ぐらいまでかかるそうですな。

 

 私たちはもう、日本はだめだと思っているから、もうオーストラリア国籍も密かに取ってしまっているわけです。そして、たまたま日本に帰ってきているときにあなたが客として来てくれたというわけなのですよ。

 ここのバーも昔は代々酒蔵でして、となりの神社と一緒になって多くの日本人を酔わせてきました。いや、良い意味でですよ。

 もちろん、あなたのご先祖さんも一度はうちの酒を飲んだことがあるはずです、きっと。

 しかし、明治初年以降、にっちもさっちも行かなくなって、どうゆうわけか。

そりゃ、あれでしょう、うちの酒蔵が徳川幕府直轄の酒蔵だったから。

 メインの酒が「天照」っていう名前で売っていたわけですが、明治に入って古い樽の上からかぶせて貼ってあった「天照」のラベルが剥がれて元々の「六母星」の洒落た印が浮き上がってきたわけですから、通りがかった日本政府の役人も腰を抜かしたことでしょう。

 なんせ、これからゆくゆくは戦争をしようと思っている、相手アメリカやイギリスの本国の紋章が、日本で最も有名なお酒の正体だったと国民にばれてしまえば、国家神道も富国強兵も、その先にあるごく一部の政財界の利益なるものも、まかり通らなくなりますからね。

 

 まー、ひどい話ですが、何を言っているかということを考えたなら、これ面白いと思いますが。

平たく言えば、廃仏希釈のことを私なりに言っているわけです、ぶっちゃけ。

 だから、江戸時代まで今は私のバーEQUALの下300mぐらい下ったら平等寺ってあるでしょう。あそこの本尊がほら、ユダヤの紋章そのものであるわけですよ。

 平等寺といえば、相当な寺で表鬼門に笠山竹林寺、裏鬼門に橿原妙法寺、大和の中心を担い、ダビデの六母星に皇国の印、菊花紋までそろっている希なお寺なわけです。

 戦時中、ウォーナー博士はそれを知って、大統領にこれを進言。奈良への空爆を止めさせました。恐ろしいことに、博士の進言があるまでは奈良京都も原爆投下の予定地に入っていたのです。

 神社仏閣というものは、ただ単に建てられているわけはなく、そこには基本的に、水、そして鉄などの金属、石油などの地下資源があるということです。

 米軍のヘリが10年程前から、奈良県の吉野方面をしきりに探索していますね。

 だいたい温泉が出る土地には油脈があると言われています。そういったことを古の日本人は、土地に塩などの名をつけることで、資源の在り処を後世に示してくれたのだと、わたしは感じています。

 まあ、ここまで言ったら何で今は小さなあのお寺が江戸時代まで日本の宗教界の聖地であったかが理解できますね。

 そして、平等寺の関係寺院がなんで南都の10大寺院であるかも。

 神社で言うところ、平等寺が本社で、後の寺院が摂社にあたるわけです。

 私流にいわせると。

 分かっているだけでも、廃仏毀釈の際に平等寺から流出した仏像60体のうちには、聖林寺十一面観音像、法隆寺地蔵菩薩像、長谷寺不動明王像、玄賓庵不動明王像、長岳寺四天王像などがあり、いずれも国宝に指定されています。

神社いうと、平等寺のそばに、何か金儲けばっかりやって、ついて行けなくなった神官が首吊り自殺した神社がありますが、正月なんか大勢の人で賑わうのですよ。

巫女なんか茶髪で、マニキュアにアイシャドウ。巫女といえば処女っていうのがあたりまえですが、どう見てもだめですよ、ありゃぁ。

巫女と言えば、神社の顔です。神社と言うものは日本の聖域なわけですから、やはり私は、清楚で黒髪の美しい巫女が居る様な神社へ行きたいと思いますね。

また、なんといいますか、僧侶らしい僧侶が今の日本から居なくなりましたな。

それも、日本仏教の本社にあたる三輪の平等寺を木っ端微塵に潰したからでしょう。

まぁ、今表立っている神社は国家神道で300万人以上の日本人を殺し、そのうん十倍の人々に苦しみを与え続けているところだから、私たち日本人は一切行きません。

 

私は普段奥津と名乗っていますが、先祖は大物主なのですよ。私の先祖のことを大物主命と奉っているふりをしながら、その実、私利私欲に没頭しているなあ、上から見ていたらよく分りますよ。

下の寺のほうは寺のほうで、昔あった威厳も忘れて家族経営の小さな寺になり下がっている。檀家に逃げられるのが怖くてびくびくしながら暮らしています。

そんなことじゃないでしょう、本筋は。

私はこのバー三輪山のマスターですよ。いいですか。

天皇即位の大嘗祭(だいしょうさい)はこの三輪山の山頂ではじめられたものです。山の正面から右に向かって玉烈(たまつら)神社、左に向かって兵主(ひょうず)社、中央に三輪上社として大嘗宮。これが、玉と鏡と剣を顕しているわけです。

玉を心と結び、汚れなきよう、清浄な心を保つべし。これが玉烈神社です。

鏡を目と結び、操られぬよう、情報を管理するべし。これが兵主社です。

剣を手と結び、争そわぬよう、抑制する力持つべし。これが三輪明神です。

葬式など教えていませんからね。一にも二にも祈祷、をやりなさいって思うのですよ。祈祷とは、お金持ちばかりを相手にするのではなく、本当に貧しい、可愛そうな境遇の人々のために、この三輪山に力を合わせて祈ることですよ。日本国民は心を集めて、本当の幸福のために、今再び話し合うことが必要です。」

 

「マスター、力が入っていますね。」

 

「まぁ、私の意見としては、もともとの寺の土地を神社から寺に返還して、平等寺に縁のある寺院、まぁ、言うなら、各宗派の本山なわけですが、連合で、日本を再びおろかな神道の手によって戦争させないためにも、三輪山に平等寺を天理に永久寺を、北の春日興福寺、南の談山妙楽寺も揃って復興し、そこから、貪欲に走らない、人々のためになる立派な本物の僧侶を輩出してほしい、と、こう思うわけですよ。

根本が分からなくて口先だけの伝統なんてやっているから、本当に大切なお釈迦さんの教え、日本では二ギハヤヒや、日弥呼の教えが身に付かずに我が宗我が宗と言っているわけです。

僧職にある人も、一般人もです。

 

 しかし、あんなどうしようもない神社も、江戸時代までは立派な神社でしたよ。

 それも含めてこの三輪山を守ってきたのが三輪僧であったわけです。

 だから、下にある平等寺の十一面観音はニギハヤヒ、つまり有名なところでいうと、伊勢の内宮なのです。

 それで、外宮はと言うと、奈良の鶯山古墳、ミケツ神、不比等と言ったら藤原一族の十一面観音、郡山は大織冠久松寺の仏像十一面観音がこれにあたります。日本の十一面観音には、ニギハヤヒ物部系と豊受藤原系の二つあるっていうことです。その昔、内宮の神さんが、外宮の神さんを追ってきた。

 おもしろい話です、ほんと、今では神道を司る最高位とする今の系譜の天皇家が百済から来て、その百済を形成した一族がインドの釈迦族の末裔に当たり、菊花紋の十六菊がまさに釈迦族のマークであることを知ったなら。インドのドラビタ語ではシャカという名は、太陽の子という意味で、然りなのは、百済の伽耶国の意味もその通りだということです。

 また、この紋章がバビロン、メソポタミヤ、そしてエジプトなど多くの文明発祥地の門前に飾られた紋であることを知っていたら、いかに元々の日本天皇が世界で歓迎された存在であったのか、だからこそ、いったい何のために人が人を支配するなんて愚かなことだと感じずにはいられませんな。

 日本の本当にいた天皇は、支配ということを教えなかったわけですから。

 また、物部、海部族ニギハヤヒは亀甲紋で、これがまた裏を返せば六母星そのものでしょう。では、六母星といったら何か。これがダビデ王です、つまり本来日本の神道とはユダヤ教そのものなのです。

 だから、仏教と神道が揃ってこそ、この日本という国は安定するわけです。

 そして、ユダヤ教とともに旧約聖書から世界の仏教以外のイスラムとキリストっていう大宗教が起こっているわけでしょう。

 まぁ、例えに仮に六母星と菊花紋をキリストと釈迦、新羅と百済というように相対させたなら、あなたがたは、もっと面白いことに気がつきますよ。

 これは、私もはじめて偉い歴史学者さんの名前を出してくるけど、東京大学の中村元博士はもうとっくに気がついておられることですが、西暦4年にお生まれになられた真実のイエス=キリストがまさに神のみ教えを伝道していたころには、釈迦の弟子がローマやイスラエル、エジプトに仏教の教義を伝えに行っているっていうことですよ、真相は。

 仏教の教義って、一言に「平等」っていうことでしょう。

 つまり、キリストも当時差別されたユダヤ人解放を命がけで唱えたわけです。

 しかし、キリストは結局ユダヤ人によって殺されてしまう。

 まさに裏切りのユダですな。

 ところが、お釈迦さんは80過ぎるまで生きて天寿をまっとうしたわけです。

 それは、インドの基盤がヒンドウだったからできたことなのですよ。

ヒンドウと言えば、まさに八百万神の世界。お釈迦さんはヒンドゥーのカースト制度に戦いを挑み、さることながら、カースト制度に守られながら、カースト制度を否定し、普遍の真理である仏教の平等意識を確立されたわけです。

 人間の世の中というのは数奇なものですね。

 ところが、キリストの地域には、そういうインド的な大らかさが無かった。

 で、結局、言うなら、明治に坂本竜馬が殺されたのと同じようにキリストもやられてしまったわけです。

 とはいえ、キリストは実質的に民衆の心の上にユダヤの王となったか、釈迦は王位を捨てて宗教家となっただけの違いなだけですよ。

 どちらにも共通するのは、人間は平等であるという真理です。

 私は、キリスト教はわかりやすく人間の生命体としての責任を教化したもので、仏教は科学的に、すべての命が必要であり貴いと教化したもので根本はその平等だと解釈しています。

 人間限定か、全ての命をひっくるめての総合的生命平等かという違いであれ、両方間違いではないのですよ。

 しかし、今現代この地球環境破壊時代に要求されているのは、大きな意味での生命維持、共存、人間が一番とかじゃない考え方なわけです。

 すべての命が一番なわけですよ。

 言うなら、キリスト教つまり景教教圏のニギハヤヒはそういった考え方が様々な人との出会い、イヨとの恋愛、賊徒との戦い、人生を通じてできるようになっていたからこそ、この三輪や石上つまり邪馬台国で、国土の騒乱をなだめ、癒し、和睦なさしめることができたのではないでしょうかな。

東大寺の二月堂でお水取りがありますね。

 大仏開眼の落慶法要からはじまる十一面悔過法とも修二会ともいうお水取りの法要は、そのニギハヤヒが入ってきた「道」を言っているのですよ。

 今は熊野古道が、神武天皇が大和入りした道となっていますが。

 長臑彦の妹、日弥呼の娘、イヨをもらうまでは、朝鮮半島から丹後一面に領土を広めて、小浜の遠方まで行ってそれから、河内に行っている。河内から大和にきています。

 朝鮮、丹後、小浜、それで途中鳥海山やら岩手やらいろいろ行っているのでしょうが、結局、河内、斑鳩、郡山そして三輪に来ているわけです。

 つまり、日弥呼の時代の邪馬台国は、まったく日弥呼のものだったのですね、だけどその後の大和朝廷になるまでの国家、いわゆる葛城とか三輪王権、三輪朝廷といわれるその時代の支配権を持っていたのが、いわゆる大倭ニギハヤヒ=応神天皇と言う人であり、広い範囲で支配権を持っていたということです。

 東北から岐阜、そして三輪山の鬼門の笠山に高天原いわゆる首都が移転された事実を何とかしてねじ曲げようとした為政者がいたということですな。

 三輪の磐別とよばれる笠山には、日本最古という呼び名ではなく、確信的に、日本第一として笠山荒神いわゆる丑寅金神、ニギハヤヒ以前の天皇を祀っているのです。

 最近黒塚古墳として、その古墳を覆っていた黒石が、実は笹山の黒岩で日弥呼が祈祷したものであることが分かってきました。

 最初が笠山、三輪、大塔、伊勢へと中央が移っていったわけですな。

 熊野からこっちの話は長臑彦が、天皇が二人いるのはおかしい、と。やっぱり自分の妹を嫁にしたニギハヤヒをかばって、神武天皇を殺してしまえという話に古事記、日本書紀とかいう神話においては、そうなっていますが、言うならニギハヤヒも神武も同じ人間のことです。事実は。

 その後、長臑彦はニギハヤヒを殺して、東北へ安日王もまた逃げて会津で合流し、そのまま遡って青森の弘前で邪馬台国を新たに起こしたとなっていますが、実際はそんな殺しも無かったのです。

 只単に、妹イヨの婿ニギハヤヒに国を譲ったから、新天地へと向かわれたのですよ。

 だから面白いかなこの日本の歴史というのは、考古学者でもそうなのですが、その書物、文献から言う人はそれを信じているし、そうかと思えば一生懸命地面、地下を掘って捜査している人は、文献だけの人に対して、そりゃおかしいというわけでしょ。

 邪馬台国の九州説だといって、実際やんや言っているわけでしょう、ああでもないこうでもないと。

 文献を信じる人々は中国の魏志倭人伝にこう書いてるから間違いない、日本書記、古事記にこう書かれているから間違いありませんと、こう言うわけでしょう。

 ところが、この地球は、飛鳥の亀石が西を向いたら大和の国が泥沼になると言われているわけなのですよ、太古の昔から。

 あの、聖徳太子の旧事本紀大成経にも書かれているそうですね。

 何でそうなるのかというと、今の魏志倭人伝の話の時代、この地球は45度ポールシフトで傾いてでもしていたのでしょう。

 だから、今の状態で尺度計算すると、見失うんですよ。

 と、なると、海の彼方にあるのでしょ。大和は。

 魏志倭人伝の話の内容でゆけば。

 ほら、日本の地図を逆さまにして、引っ張ってみてくださいよ。

 今の尺度計算からだと、海の彼方、龍宮城かなんかというようなもんですな。

 現代の日本史が、なんか、こう、おかしいと感じませんか。

 機会あって特別に見せてもらったことがありますが、法隆寺には飛鳥時代の絵が残されています、そこには象やら黒人や白人の商人、太古からシルクロードを介して交流が盛んであったこと、ここ現在の奈良県が国際首都であったことを証明しています。

 また、キトラ古墳に高松塚古墳あたりのことは、宮内庁あたりが必死になって隠そうとしていますが、そんなことは愚かなことであって、元々優れた国、高句麗と呼ばれる、朝鮮民主主義人民共和国にそれらの古墳内部に描かれた絵図がある通り、アジアそのものがその昔、共栄圏として凛凛と存在していたわけですから、大体にして、シルクロードの出発点はローマだと、最終地点が三輪だということが、当たり前に何を意味しているかということです。

 絹といえ、漆といえ、この日本の発明品なわけですよ。

 貴きものが貴くあった頃、昔はみんな、貢物を持って日本に来られたものです。

 今は神社でも、寺の真似事をして参道の両脇に獅子を置いていますが、実際は左にユニコーン、右に獅子となっているところが正しい神社です。

 こういうことが、正常になるころには三重の伊雑宮と京都の河合神社が蘇ってくるということです。

 伊雑宮といえば、キリストが十字架にかけられたとき頭にしていたものがあるわけなのですけど。そう、ジェネシスとか書かれているあれです。

 イザガヤとかイザヤというものの名前の掛け合わせであるわけですよ。

 日本そのものがカバラというのか、掛詞に駄洒落天国ですからね。

 漢字でも辞書で索引したら、同じ読み方でもいっぱい言葉が出てきますし。

 だから、なんかそういう掛け合わせがあるのだと思いますよ。

 今あの、四国の剣山とか、クルスト村とか言う徳島の村に、大勢のユダヤ人観光客が来ているようですよ。そういった兆候は青森県ではヘライ、石川県にもありますし。

 一時あの、籠神社もそうだったのですが、ああでもないこうでもないと言って、ユダヤの人たちが聞くわけです。それで宮司が困ってしまって。籠神社の神紋を隠してしまって、それで今、赤穂浪士の太古みたいな三つ巴のマークにしてあるでしょう。時間がありましたら見に行ってみて下さい。

 まあ、橘紋と同じで、三つ巴自体が日本版の六母星であるわけですが。

 結局、ユダヤの人々は自分らの種族の一つが世界のどこかに消えてしまって、それで必死になって探し回っているわけですが、本国の人はもう、それが日本だと分っているのではないですか。

 秦の始皇帝の時代に徐福が日本に派遣されてきました。この徐福はまた、ユダヤの教えを日本に齎した方であり、プロパカンダを行った張本人です。それまで当然のように文字は栄え、今は神代文字と呼ばれているカタカムナから阿比留文字、多くの文字が人の交流と共に存在したわけですが、徐福の到来と共に漢字は公に齎され、邪馬台国時代は魏志倭人伝に描かれた悠久の国、元の時代はフビライ皇帝の二度にわたる元寇を体験した島国です。

 マルコ=ポーロの東方見聞録、イタリア商人はキリスト教を宗教に寛大なフビライ皇帝にすすめ、時にシルクロードは世界にまたがる強靭なパイプラインとして各国の自由な交易を讃えていました。

 西安と呼ばれたその場所を手にすることは、全世界を手にすることだと思われても来ました。シルクロードを介して、日本と中国の間には、三輪につながるお寺の名前もあります。西安の大慈恩寺、そして日本山形の慈恩寺に、三輪の慈恩寺、これは玉列神社の傍にあるお寺です。

 黄金の国ジパングは、明治その時代には貧しい鉄の武装国家となりはて、栄光の誉れは、もはやうたかたの夢。慈恩寺も国民の大日本帝国への抵抗によって廃仏までは免れましたが、小さく縮小されました。

 慈恩寺のジオンが何を意味するか、それがシオニズムのシオンだと知ったら、これもまた重大な寺院を滅ぼした責任に日本政府が今問われているのではないですかね。

元の都の大都の郊外にある、プリサンギン川にかかる大理石の橋を盧溝橋といい、西洋人はその橋をマルコ=ポーロ=ブリッヂと呼んでいます。

この橋こそ、昭和12年(1937)7月7日、盧溝橋事変が勃発した因縁の場所なわけです。

1368年、日本では鎌倉と呼ばれる時代、大元帝国が倒れるのと運命を共にして、シルクロードの交流は絶えるのです。

シルクロードを通じて世界が学んだことは計り知れません。

 

 

 

 

 

 この間、おかしい話で、阪神競馬場に行っていまして、年末に。

いわゆる小遣いが無くなってきたから、小遣いを作らないといけないでしょう、それで私は競馬は結構強いほうですから。まぁ、当てるんですよ。

 それで、16万円と幾らか獲ったかな、その日は。それで、夜中に帰ってきたらですね、これもまた偶然おかしな話、何か外国人さんが止めるわけです。「なんだこれ、またかよ。」と、泥棒かと思って、私が自転車をこいでいたから、その人から逃げていたのです。

しかし、逃げていても仕様が無い、たまたまガソリンスタンドがあったので、そこでスタンドの店員さん立会いのもと、何かおかしかったら警察に連絡してくれという条件つけて、その外国人の話を聞いたのです。そうしたら、結局宗教みたいな話。聞いていくとどうやらモルモン教と言ってキリスト教なのだそうです。」

 「そうなのですか。僕はモルモン教やエホバの証人の友人が多いですよ。」

 

 「ほう、そうですか。

それで、私はその人たちの話を聞き終えたあとにこう言いました。

 その、あなたがたの言うキリストの宝、それは日本にあるんですよ、って。

 変な話、日本は多神教だと言われている、と言うと、向こうもよく知っている。

「オウ、オウ、ヤオロズノ神デスネ。」っと。

 しかし、本当は日本も多神教ではなく、一神教なのですよ。只一つの神様の名前がいっぱいあるだけで、実際は御一人なのです。

 だから、活躍の姿形を顕したものであるんでしょうな。と、話したわけです。

 それで、ヤーウェって、みなさんは関係ないかも知れませんが、ものみの塔とか勧めに来る人がおられるけれども、それもね、日本の豊受の大神、伊勢の外宮に祭られている神がヤーウェですよ、って教えてあげましたよ。

 さらに、ヤーウェの本当の名は、太陽の裏にある代12惑星、これがヤーウェだって教えてあげたら、そうしたらみんな、「オー!」っと言って、感歎していましたよ。

 「僕は末日聖徒やエホバの人たちにキリスト教の経緯を教えてもらったのですよ。」

 

 そうですか。それで、パンフレットを貰って、電話してくれって言われて。

 

 ここに書かれてある山に何かが埋められていると言いまして、夢の中にお告げがあって、それを信じて行ってみて掘ったら、まったく夢の中とおなじものが埋まっていた、とかいうようです。」

 「この山、始皇帝の墓のようにもみえるし、三輪山のようですね。」

 「まぁ、昔で言う塚ですね、古代アメリカの。」

 

 「あのぅ、ところで、その腕時計をくれませんか。」

 

 何を仰いますか急に。これは差し上げられませんよ。記念に買ったものですから。

 

「・  ・・・・」

競馬場の帰りに、「マッテクダサーイ、マッテクダサーイ。」と呼ばれたのでね。

でも、何で警戒したのかというと、この間、同じようにまた買い物に行ったときですが、おかしなことを言う方がおられたのですよ。

「あの、その、ローソンの親方、ダイエイはどこですか。」って。

いや、この辺にダイエイは無いと言うと、何か首をかしげたような振りをして、「うーん、ダイエイと良く似たスーパー、何ていうんですか。」

と、また外国人みたいなイントネーションで尋ねてきたから、それはニチイだと言って、振り返って後ろの方向に指をさした、と、その時、自転車の籠からバックだけ盗まれた経緯があって、またこの類の事件に巻き込まれたのではないか、と思ったのです。

そうしたら、まぁ、違ったのですが。ほんとうに、よくわからないことが多です。

なんせ、最近やることなすこと空回りで、たいしてお金になるわけでもないのに、この店にきては邪馬台国の時代に思いをはせているわけですよ。」マスターは、そう言って壁に飾ってある道元の月見の像を見上げました。


●ここに掲載してある文章及び映像・ドラマ化等の著作権の一切は現在、日本環境保全組合JKエンタープライズに基準しています。

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